国際展示会大手リード・エグジビションズが、2024年度の「G2Eアジア」と「アジアンIRエキスポ」の日程を発表。マカオのコタイ地区にて6月4日~6日に同時開催する予定で、世界中から8,000人以上の参加が見込まれている。
前年より会場拡大、8,000人以上が来場見込み
国際産業見本市を主催するリード・エグジビションズ(RX)は、2024年5月3日に会見を開き、カジノIRの国際展示会「G2Eアジア(G2E Asia)2024」と「アジアンIRエキスポ(Asian IR Expo)2024」の同時開催について発表した。
2024年6月4日~6日までの3日間、コタイ地区の統合型リゾート、ザ・ヴェネチアン・ マカオ併設のコタイエキスポホールにて開催される予定だ。
同社によれば、両展示会の会場面積は合計2万平米になる予定で、前年よりも約33%の拡大となる。
エキシビジョンエリアでは、100以上の事業者が先進的なゲーミング関連製品・サービスを紹介し、カンファレンスルームでは、30以上の専門的なパネルディスカッション及び講演が開かれる予定だ。
各分野の有識者らが集まり、タイや中東アジアなどにおけるカジノIR市場の趨勢、カジノIRへの人工知能・ネットワークセキュリティ技術の応用、スポーツ・アート・エンターテインメントの発展によるIR体験向上など、幅広いテーマで講演することになっている。
今回の期間中には500件以上のビジネスミーティングが行われ、80以上の国・地域から8,000人を超える来場者が見込まれるという。
日本の存在感も増すカジノIR展示会
G2Eアジアは2007年に始まった国際カジノIR展示会で、2019年まで13年にわたってマカオで開催されてきた。コロナ禍による中断を経た後、2022年からシンガポールにて特別版という形でリアルイベントを再開。マカオでの開催は翌年2023年7月に復活した。
アジアンIRエキスポは、2023年に初開催され、今年で2回目となる。
G2Eアジアといえば、これまでにも日系のスロットマシン・カジノ関連機器メーカーなどによる出展や、日本版IRをテーマとしたパネルディスカッション・講演が行われるなど、日本の存在感が増しつつある展示会でもある。
今回も日本関連の企業による出展が複数ラインナップしているほか、日本の有識者らによるパネルディスカッションの登壇も予定されている。
ラスベガスをも超えて世界一のカジノ売上を誇る都市、マカオ。
G2Eアジア・アジアンIRエキスポといった、専門性の高い展示会・エキジビションが開催されることで、ゲーミング・エンターテインメント業界の最新トレンドや世界中の人材が集まる中心地としての姿も見せている。