インタビュアー:—まず、ポーカーとの出会いと、ポーカーの何処に魅了されたのかを教えてください。
石田:日本カジノスクールを卒業して、そのまま海外でディーラーとして働き始めたんですよ。ディーラー時代、休みの日や仕事の後、仲間とポーカーで遊んでたのがきっかけです。
ポーカーは不完全情報ゲームで、同じような状況はあっても、全く同じことは二度と起こらない点に魅力を感じました。
あと、老若男女、誰もがフェアに闘え、生涯続けられるという最高の娯楽であり、最高のマインドスポーツというところに魅了されましたね。
—未経験の方に、ポーカーの魅力を伝えるとしたら何処に注目してもらいたいですか?
ゲーム自体の楽しみもありますけど、何よりもイロイロな業界の方々がポーカーをプレイしているので、国内外で多くの人脈やお友達ができたり、出会いやご縁が豊富であることが最大の魅力だと思います。
また、ゲームとして一生涯かかっても「極める」ということが難しいのが最大の魅力なのかもしれませんね。
—自分もポーカーを知らなければ石田さんと知り合えてませんでした。そういった出会いを生んでくれるコミュニケーションツールであるというのは魅力ですね。
世界中を旅してポーカーの大会に出られているので、出会いも多いでしょう。最近も飛び回られてますよね!
コロナ禍になる前までは、遠征先から次の遠征先へと移動して、自宅にほぼ居ない生活でしたが、コロナ禍を迎えて1年4ヶ月もの間、日本に滞在していたので、AJPCを中心に国内でお声がけを頂いた大会に参戦してました。
—「JAPAN POKER FESITIVAL」にも参加されてましたが、感想を聞かせてください。
まさに日本最大のお祭りでしたね! 今の日本のポーカーブームがどれだけスゴいのかを目の当たりにさせて頂きました。演出もカッコよく、イベント的に大成功でしたし、本当に素晴らしいものを作りあげられた運営の方々に感謝を申し上げたいのと共に、さらなる発展を期待しています。
—昨年は、イベントに参加されるほか、様々なメディアでも活躍されてましたね。
スポニチの「ポーカーアンバサダー」として記事を連載するほか、ポーカーに関連したお仕事も多方面からオファーを頂き、本当にありがたい限りです。
昨年の夏からは、ラスベガス中心に海外遠征も少しづつ再開してますが、今まで子連れ旅に慣れてたのに、最近は娘の意志がはっきりしてきて、ついて来てくれなくなりました。
旅育を通して、今までいろんな経験をさせて、それが将来貴重な財産になるのは間違いないと思ってますが、それよりも子供にとっては幼稚園に通ったり、お友達と公園で遊んだり、普段の日常がかけがえのない時間なんだなということに気付きました。
離ればなれな遠征は寂しいけれど、娘からの「私は大丈夫!しっかり集中して頑張ってきて!」というメッセージを受け止め、一緒に居られる時間をより大切にしつつ、これからは母子共にお互いの気持ちを尊重しながら、一母親として世界で活躍できるポーカープレイヤーとして、日々精進して、これをライフワークとして人生を楽しみたいと思ってます。