インタビュアー:—ポーカーとの出会いを教えてください。
川田 僕が通っていた居酒屋の店長が独立して「K-style」というBARを出したんですけど、その方がポーカーにどハマりしまして、そこから2年くらい誘われ続けていたんですけど、「Jack&Queen」というアミューズメントカジノBARの立ち上げを手伝っていたので時間もとれず、断っていたんです。
それでも執念深く誘い続けてくるので、一度くらいはと思ってポーカーをやってみると、1回目でハマりました(笑)。
今では、大阪の福島区でポーカーを遊べる店といえば、「K-style」の名前があがるほど、人気のある店で、ここの代表である開田さんがいなければ、ポーカーに携わっておらず、
今の僕はいなかったと思いますので、本当に感謝しています。
—ちなみに、「Jack&Queen」で働く前は、何をされていたんですか?
元々は会社に勤めていたんですけど、24歳の時に独立して、レンタカー屋を経営したり、車関係のビジネスを手掛けてました。
—独立志向は強かったんですね。
だから、ポーカーにハマって、自分のやりたいイベントを手掛けたくなったんです。集客する自信もあったので、「Jack&Queen」に利用料を払う形で店舗を借りて、ポーカーのイベントを開催させてもらいました。
—個人で借りる形で開催したんですか?
はい。会社も売上を出していれば文句を言わなかったし、イベントに参加された方からの評判も良かったんですよ。
だから、継続して開催することを決断して、かっこいい大会名をつけたいと思い、当時はマカオで「レッドドラゴン」というイベントがあったので、そこから「ゴールドドラゴン」という名称を思いついたんです。
—店舗を経営するより、イベントを開催する方が先だったんですね。
その後、店舗をやりたいと考えていたら、イベント開催の実績を認められたようで、「POKER LIVE OSAKA」を買いませんかという話がきたんです。
前オーナーから購入させて頂き、今では売上も当時の3倍くらいに伸びてます。
—売上が伸びたのは何が理由なんですか?
運営のシステムを変えたことも大きいと思いますが、当時はYouTubeでポーカーの動画を観たといって来店される方が毎日数名いたので、その効果も絶大でしたね。
新規顧客の半分以上がYouTubeでポーカーの動画を観ている視聴者でした。
面識なんてないのに、YouTubeで配信してる人を見掛けると、お礼を言ってましたからね。
—「POKER LIVE OSAKA」の客層を教えてもらえますか?
平均すると、20代半ばくらいですね。コロナ禍になる前は、大手金融業や広告代理店などの若いサラリーマンが団体で来店してくれていたんですけど、コロナ禍になってパタッと来なくなってしまったんです。会社から遊びを自粛するように言われたので、しばらく店に行けないんです…と言われてました。コロナ終息後は戻ってきてくれると願ってます。最近は学生も多いですね。
—イベント事業についても伺わせてください。
まず、「ジャパンゴールドドラゴン」について、イベントのコンセプトを教えてください。
日本全国のアミューズメントポーカー店舗で予選を開催して頂いて、勝ち上がったプレイヤーが大阪に集まって決勝を実施する大会です。次回が21回目の大会となります。全国100店舗以上で予選を行い、参加権利を取得したプレイヤーが、各地で開催されるDAY-1イベント(一次予選)に参加、DAY-1イベントの参加者は約1000人になります。Day-2イベント(決勝)は、約100人が勝ち上がり、大阪の会場で大会を開催します。前大会から賞金トーナメント制度となって、賞金総額は500万円、優勝賞金が200万円、準優勝が100万円となって、22位まで賞金が出ます。22位は2万2,200円です(笑)。
各地の予選まで入れると、2万人程度の人が参加してくれるイベントになってます。
—参加店舗も増えているんですよね?
急激に増えてますね。賞金もあるけど、それよりも積み重ねてきた実績が認められてきた感じです。
ちなみに、参加店舗の営業などは行ってないんです。紹介が多いんですよ。ありがたい話です。協賛企業も順調に増えてます。