カジノIR

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韓国でカジノIRの実績を築く日本企業の奮闘

「韓国でカジノIRの実績を築く日本企業の奮闘」の概要

韓国の仁川国際空港第一ターミナルからは車で3分という立地に、韓国で多くのカジノを経営するパラダイス社と、日本のセガサミーホールディングス社が合弁会社を設立して、 韓国で初のカジノIR施設「パラダイスシテ(PARADISE CITY)」を手掛けている。今回、セガサミーホールディングス株式会社のIR事業本部、パラダイスシティ日本プロモーション担当の桜井則義氏に現在の状況と今後の展望について伺ってみた。

韓国はソウルをはじめ、 釜山やチェジュ島にまで多くのカジノが存在するが、 これらのカジノ施設には原則として韓国人は入場できない (江原道にあるカンウォンランド以外は韓国人は入場ができない)。
もちろん、 「パラダイスシティ」 も外国人専用のカジノ施設であり、 外国人の往来が止まったコロナ禍においては、 原則として顧客が消えてしまった状態だ (韓国に在住する外国人のみ入場が可能)。
韓国最大規模となるカジノIR施設の約10万坪の敷地内には、 カジノ施設以外にも、 ホテル、 スパ、 コンベンションホールなどが取り揃えられ、 多くの日本人も利用していた。
そんな 「パラダイスシティ」 現在、 そして今後の展望を伺う。

インタビュア:—まず、改めて「パラダイスシティ 」を簡単に紹介して頂けますか?
桜井:パラダイスシティは日本のセガサミーと韓国のパラダイス社が合弁で設立したパラダイスセガサミー社が運営する、 日本から最短約1時間半という韓国仁川市にある韓国初の統合型リゾート施設(IR) です。 仁川空港に隣接しており、 ソウル近郊の金浦空港からのアクセスも良好、 韓国最大規模の外国人専用カジノのほか、 五つ星ホテル、 デザイナーズホテル、 コンベンション、 屋内型遊園地、クラブ、 スパ、 商業施設など、 豊富なエンタテインメントやリラクゼーション、 グルメ、 ショッピング、 アートを取り揃えています。 パラダイスシティは煌めく体験と極上の感動が一堂に会するIRなんです。


―セガサミーが「パラダイスシティ」という事業に参加した理由を教えてください。
セガサミーはグループミッションとして「感動体験を創造し続ける~社会をもっと元気に、 カラフルに~」 を掲げています。 IRは、ご利用されたお客さまが心を動かされるような、 ハイグレードなエンタテインメントや、 リラクゼーションを提供する事業です。 私たちは、パラダイスシティが、 心を動かす感動体験を通じて人々の生活に彩りを添えていくことを実現できる場所と考えたからです。
―外国人専用のカジノ施設ということからも、客層としては外国人が多いのでしょうか?
海外からのお客さまのみならず、 国内のお客さまにも多数ご利用いただいております。 「ホカンス(近場の高級ホテルでバカンス気分を楽しむという、 ホテル+バカンスの造語) を目的として、 国内からも多くのカップルやファミリー層の方々に利用していただいております。

カジノ施設では、 日本からのお客さまのご利用が最も多く、 実はパラダイスシティは韓国カジノ施設の中で一番日本人のお客さまがご利用になられているカジノ施設なんです。
大人のためのプレミアムプレイエリアとしてVIP専用のゲームスペースやサービスが充実しているのはもちろん、 初めての方やお仲間同士でも安心してお楽しみいただけますよう工夫しておりますので、 老若男女を問わずご利用いただいております。
個人的な見解ですが、 カジノ内の雰囲気も他のカジノと異なり、 どこか日本人にとって居心地の良い雰囲気に感じられるのではないでしょうか?
新型コロナ感染症拡大が一日も早く終息し、また多くの方に楽しんでいただきたいです。


—コロナ禍においては、カジノ施設のダメージが大きかったのでは?
各国から韓国への渡航制限により海外からのお客さまが入国できないことから、カジノ施設については韓国にお住いの外国人のお客さまのみのご利用となっています。韓国のカジノ施設は、 一部を除いて法律上外国人のお客さまのみ利用可能となっていますので、渡航制限がされている現状では、お客さまのご利用が少なくなってしまいますのは致し方ないところと考えています。
ホテル施設については、 国内のお客さまの海外旅行の代替需要として、 「ホカンス」 を目的としたご利用が高まり、 防疫指針の遵守を徹底しながら、 多くのお客さまをお迎えさせていただいております。

CASINO japan Vol.31に掲載中!

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この記事の監修者

日本で唯一のカジノ専門誌「CASINO japan®」の発行主として、日本のカジノIR業界の情報を毎日発信しています。

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